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弾丸を噛めのtjZeroのレビュー・感想・評価

弾丸を噛め(1975年製作の映画)
3.4
映画の📺放送を録画する時の”決め手”って、
① 好きな監督や俳優の作品で見逃していた、
か、
② 人から勧められて気になっていた、
ものが大半だと思います。

本作の場合、①でも②でもありませんでした。
タイトルのインパクトのみ。CDや書籍でいえば、”ジャケ買い”みたいなものです。

原題もそのままの”Bite the Bullet"でした。
辞書で調べたら、”苦痛をこらえる”とか”いやな事に敢然と立ち向かう”という意味の慣用句らしいです。

本作の主人公たちが立ち向かうのは、アメリカ西部の1100㌔を🐎で駆け抜ける耐久レース。
ジャンルでいえば、『八十日間世界一周』とか『キャノンボール』なんかのテイストに近い。

鉄道沿いにコースが設定されていて、汽車が”動く大会本部”みたいな存在で、参加者たちは列車内で休憩・食事したり、コースを確認したりしながら一週間のレースをこなしていきます。

題名ほどの苦難が待ち受けている訳ではないのがちょっと惜しまれますが、塩の砂漠、雪山、森林、河越え…といった豊かな自然をバックに、ジーン・ハックマン、キャンディス・バーゲン、ジェームズ・コバーン…というにぎやかな顔ぶれによる、🐎での大マラソン・レースをのんびりと楽しむことが出来ます。
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