shino

50/50 フィフティ・フィフティのshinoのレビュー・感想・評価

3.8
"悪くない!カジノならバカ勝ちだ!"

持つべきものはとにかく明るい友達なのかもしれない。

酒もタバコもやらず堅実に生きてきたアダム27歳。タイトルは患った脊髄癌の5年後の生存率。半々…ってどうなの?!に対して、親友で女好きのカイルがいい放った言葉がまあ明るい。ものは捉えようなところもある( ˙-˙ )

この映画、若くして闘病生活を経験した監督とその友達のセス・ローゲン(カイル役)の実話にもちなんでいるとか。
癌をテーマにしているけどコメディ分類。さすがにワハワハ笑える感じではなく…どちらかと言うとリアリティを感じる作品でした。
若くても癌になることはある。変に泣ける演出がないからこそ、主人公アダムがだんだん自分と重なって、他人事ではなくなってくるような感覚になりました。

自分が病気になったときの接し方で、本当の人間関係が見えてくることってきっとある…。若くしてその本質に触れられることも、捉え方によってはむしろ◎

闘病疲れの彼女の肩を持ちたくもなったけど、あれはあかん!アダムの潔さに拍手して、カイルと一緒に私も生卵クラッシュに参戦したい。そして友達の届かない傷口に薬を塗ってあげられる人に、私もなりたい。もちろん綿棒でです。笑

アナケンとのロマンスがまるっとなくても楽しめた気がする。アダムスファミリーのあの強烈ママの登場でお腹いっぱい。
500日のサマーから好きなゴードンさん。単純に顔が好きです。ふにゃーって笑う目尻がめちゃめちゃ癒し。
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