てっちゃん

SHAME シェイムのてっちゃんのレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
3.8
なんで低評価なのかが分からない作品。
過激な描写ばかり取り上げられている印象だが、実は兄妹には過去の生立ちからくる抱えている問題があって(兄はセックス依存症というか病的な性欲、妹は自傷行為に恋人依存症)、その問題を理解しているんだけど、その問題に依存して許容してしまっている。その問題を理解してくれる人はいないし傍に寄り添ってくれる人もいない。当然、エロ目線で観るような作品ではない。
スタイリッシュな映像作品でもあり、アート的な刺激にも長けているし、何よりも無駄な会話や演出がないので受け手に考えさせる時間をくれる。
マイケルファスベンダーという色気がすんごいおじさまを見つけられたのと、まさかのキャリーマリガンが出ていて繊細な演技と歌声に魅了されたのは言うまでもない。
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