ショーン・オブ・ザ・デッドのもるがなのレビュー・感想・評価

パロディとあなどるなかれ、しっかりとゾンビものの王道展開を踏まえた傑作である。

いつまでたっても大人になれない主人公や悪友との繋がりは大人になればなるほど愛着がわく。ボンクラには身につまされるが、妙な親近感が湧くのも事実だ。まあこの主人公の悪友エドは本当にロクなことをしないし半分はこいつのせいだと思うが、利害関係抜きの付き合いってそんなものだしなあ。

英雄になる映画が多い中で自堕落でも許される映画は珍しいし好感が持てますね。つまらない変わりばえのしない日常こそ楽園なり。