首

ベトナムから帰還し、香港でヒットマンとして雇われた男の闘いを描く

チョウ・ユンファ主演のクライムロマンス

リポーター

戦場の記憶
アクションはまあまあでした

ロマンスの感じがなんとも

ロザマンド・クワンも良かったです

チョウ・ユンファ演じる元兵士の殺し屋が主人公で、楽しい内容でもなくあまりかっこよくもない映画なのですが、これが映画デビューとなるロザムンド・クワンがとても綺麗でした！
DVDで観ましたが、香港映画なのになぜか英語音声しか入ってない。ユンファの広東語が聴きたかったのに…

『サンダーアーム/龍兄虎弟』を見て以来、なんて綺麗なお姉さんなんだろうと一目惚れしたロザムンド・クワンのデビュー作品。大昔にレンタルがあったけどパッケージからして暗そうな映画だったんで借りず終い、時を経てようやく鑑賞。

ヘッドハンターって言うぐらいだから産業スパイかなんかが企業から優秀な人材を引き抜いてヘッドハンティングでもするサスペンスアクションなのかなぁって思ってたら、映画が始まっていきなりジャングルから生首とナタを持ったゲリラがチョウ・ユンファ目掛けて襲ってくるという本当のヘッドハント。そんな悪夢から目が覚めるユンファはベトナム戦争でPTSDに悩まされる元兵士で今は香港で殺し屋をやっている。彼はTVリポーターのロザクワンに惚れるが殺した相手が色々ありまして…香港映画特有のゴチャゴチャした内容。

ユンファのボスがフィルム工場の社長で、その実態はソ連の枯葉剤に対抗する毒ガスを作っている人物。その工場からサリンが漏れて近隣の学校の生徒が被害を受けるとこは、この十数年後に日本でもサリン事件が実際に起こっていると思うとゾッとする。当時はまだサリンという言葉が浸透していないので字幕では「ザーリン」になっていた。

ほぼ毎日 映画を見ていると定期的に香港映画の広東語を聞きたくなるのにDVDでは全員が英語吹き替え。キャストクレジットも英語表記だったので海外市場を意識して制作したんだろうな。