上海の貧しい無医村「ジャッパ」に診療所を開業したイギリス帰りの医者トンサン（ドニー・イェン）は助手のボンとともに師レイモンドの病院の勤務も掛け持ちすることになる。。
トンサンはかつて父と2人貧乏暮らしで、父は医者にかかれず死去。そのため医者になり人助けをしていたのだった。
村人たちはカジノ建設を理由にローチャ（ユー・ロングァン）率いるフータウ団から立ち退きを迫られていた。
トンサンは以前はケンカっ早く、手術の執刀日に怪我をし遅れたため、患者を死なせたことがあった。それゆえに面倒事に関わりたがらない。
その時のケンカによる手の古傷が今でも痛み、ボンに二の舞を踏ませたくないと思っていたのだった。
しかし正義感の強いボンはトンサンの制止も聞かずフータウ団と因縁を深めていく。
そんなある日、トンサンは口の利けない美女シン（アテナ・チュー）と出会うが、彼女はローチャの妹だった。トンサンは、シンの手術に成功し、恋仲になる。
そしてポンは子供の拉致現場を目撃したために消されてしまい、トンサンは子供を人体実験する鬼畜医師レイモンドを匿うローチャに戦いを挑む。
ドニー・イェンが、撮影中の「ドニー・イェンCOOＬ」を中断して撮影したカンフー映画。
当時、俺様な役どころが多かったドニーさんの優しいお医者さんやスーツ姿のドニーがサスペンダーやネクタイなどを利用したカンフーアクションを披露したり、クライマックスの鎖斧を使うユー・ロングワンvsドニーのバトルが、見どころ。

なんぞこれ…
ブルース・リーのドラゴン危機一髪とは実は何も関係ないらしい。
アクションもすごく観づらかったしツッコミ所満載。しかも話も退屈なシーンが多いしシンプル面白くない。
良いところと言えば若くて医者を演じるドニー・イェンが観れる事くらい。

これは、「ドラゴン危機一発'97」と関係あるのか？ありません。
これはですね、カンフーの達人でありながら医者、というドニーさんのお話です。しかし、カンフーの達人でありながら大学教授とか、ドニーさんも色々やってるなぁ。

これは、ちょこっとロマンス要素も入っていて、声の出なかった女性をドニーさんが手術で声が出るようにしてあげて、その彼女と恋に落ちるんですが、その兄貴は今ちょうど街を荒らしているヤクザで…というような展開になっています。

この若き日のドニーさんの作品でアクションいまいちやなーっていう作品、ほぼ皆無です。若さもあるので、アクションは今見てもレベルはめっちゃ高いです。ただ、カンフー映画自体の人気がなくなって行ってた頃だから、こういう映画はあんまり人気が出なかったのかもしれないですね。この映画と同じ年に上映されてるの「恋する惑星」だもんなー。白ブリーフが似合う男世界第1位のトニーレオンですよー。

この映画はストーリーは割としっかりしてたから、及第点ではあると思う。もちろんツッコミどころがないわけじゃない、というかめっちゃあるけど。
ドニーさんのかっちり七・三が見られたり、サスペンダーを使った弓矢的な技もあって、笑うとこちゃうけど、笑うところもあったので、よしとする。

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