しゅん

最後の人のしゅんのレビュー・感想・評価

最後の人(1924年製作の映画)
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じいさん(エミール・ヤニングス)の天国と地獄!顔と髪の毛の表現、整いと乱れの落差がめちゃくちゃ強くて、「顔が表現主義だよ!!」と思わず声をあげて訴えたら映画館からトイレへ放り出されました(出されてない)。

カメラが移動する快楽はムルナウが発見したんですかね?サイレント期に横移動とズームだけでグッときたのはこれと『サンライズ』なので。失業の噂がマンション中に広がる時のおばちゃんの耳のアップ爆笑しつつ怖くなった。

回転ドアの強調と夢の中でのスーツケース浮遊はやっぱ印象強いですね。あとマンションをつないでる六本足の鉄器具、あれはなんなんでしょう?
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