彦次郎

熟れた本能の彦次郎のレビュー・感想・評価

熟れた本能(2009年製作の映画)
2.9
理学療法士として復帰を目指す主婦が自宅での職場を作る作業者と愛欲の沼に嵌る不倫ドラマ。
金持ちの夫と2人の子供たちに囲まれて何不自由なく暮らしているのに元受刑者で無骨なオッさんと激しく愛し合う様はまさに本能です。止めると言って更に肉欲に溺れるのはともかく、自分から不貞を働いたのに夫に金銭を要求する図太さとそんな母親に理解を示す子息の心理が凡夫な私には理解できませんでした。
案の定経済的に上手くいかずに転落していく様は社会勉強の教材になりそうです。
夫の魂の抜けた自分への強制性交が躊躇いのないトドメの一発に繋がる訳ですが、ここまでくると本能も熟れすぎて腐っているようにしか感じません。
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