あーや

人生案内のあーやのネタバレレビュー・内容・結末

人生案内(1931年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画大国ソビエト初のトーキー映画です。連日ソビエト映画を観続け、6本目ともなると少しキリル文字のアルファベットが読めてくるようになります。н→N、р→Rとか。どうでも良いのですけどね。
初のトーキー映画なのですが、サイレント映画時代の作風からはあまり変わらない。音があるのに字幕を挿入していたり、音があるということで演者がやたらと大声で歌っている。そして少年たちの再生を描いているため、プロパガンダ色がかなり色濃い。戦争で両親を亡くして行き場を無くした孤児たちが不良と化していた街。しかし彼らが心を入れ替えて自力で線路を作って電車を走らせる。労働最高!という見事なラストでした。悪ガキ連中の中には娯楽施設を作ったメンバーもいたのですが、残念なことに成敗されてしまいました。。この時代は必要悪なんてもっての外!認められるわけがないですよね。面白い云々というよりも政府の検閲が凄まじいなぁというのがモロにわかる作品でした。
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