このレビューはネタバレを含みます
ワールドカップが始まりましたね。顔面偏差値高めの屈強な筋肉バカ(最上級の褒め言葉です)が渾身の1発をキメるために汗を流しながら右へ左へ走り回る。長い試合時間にこちらも焦らされまくった末、遂にその運命の1発が入った瞬間!汗を撒き散らしながら雄叫びをあげ、筋肉バカ同士が抱き合う····はぁ。ワールドカップは純粋無垢な下心のみで楽しんでいます。どこの国が優勝しても構いません。私はスポーツに関して疎いので、歓喜に湧くイケメン筋肉バカたちの笑顔が見れるだけで幸せなのです。脚が当たったやら噛み付いたやらで大の大人たちが大袈裟に痛がる小芝居を見るのも楽しいですよねぇ。ワールドカップはドキドキワクワク、おまけにムラムラしながら常に(健全ではないですが)平和な楽しみ方をしています。オリンピックではこんな興奮は得られない。ワールドカップだけなのですよね。なんでやろ。ともかく明後日はコロンビア戦ですが、とりあえずはハメス・ロドリゲスくんだけを見つめたいと思います。可愛い彼の汗まみれになった笑顔が見たい···。
さて。屈強な男を見れるのはピッチだけではありません。映画館にも1人居ます。ロック様です。「ランペイジ」ですね。師匠に進められるまで全く観る気が起きなかった本作。だって予告見てみてくださいよ。2分間程ずーっと漂うB級感。お元気そうなロック様。んー。臭う。臭うぞ。しかし、このB級感がたまらなかったです。やたらめったら壁を作ろうとする金髪成金ジジイVS急な改心をニタニタ演出し続ける黒電話オジサンが会談しても何の面白さもない今の時代に必要なのは、このような破壊衝動MAXな愛すべき馬鹿映画なのでした。この映画は誰もが楽しく観れる作品です。まずね、ロック様が演じる主人公デイヴィスの肩書きが最強。元特殊部隊→密猟ハンターのハンター→霊長類学者(now)。いやぁ、濃厚な人生を送っていますね。何人分の人生を詰め込んどるんや。でもロック様は最強なのでね。小さい違和感は一旦飲み込みましょう。霊長類学者のロック様の一番の親友は密猟ハンターハンター時代に助けたアルビノのゴリラ、ジョージ。なんとロック様はジョージと手話で会話できちゃいます!手話でお下品な冗談まで交わせます!!さすが最強な男、ロック様!仲睦まじく友情を育んでいた1人と1匹ですが、ある事故が原因でジョージがランペイジ(大暴れ)作戦という遺伝子実験の被害者になってしまいます。それは悪どい兄弟が秘密裏に進めていたビジネスだったのですね。その被害者になってしまったジョージ。あれよあれよという間にでかくなり、ロック様がなだめるも全く効かず。遂に悪どい兄弟が発した低周波に反応して凶暴化してしまう。こうなったらもう誰にも止められません。低周波を発するアンテナに向かってシカゴの街へ向かうジョージ。ジョージ以外にもいろんな動物の遺伝子がミックスされたオオカミ(ラルフ)と半端なくでっっっかいワニ(リジー)も街へ向かいます。そんな中、渋めイケメンの政治家とあっさり友情を築いたり可愛い博士といい感じにもなるのですが、そんなこんなしている間にロック様も街に到着。ジョージの興奮を抑えるため、必死に悪どい兄弟へ食い下がるロック様。小型ピストルで撃たれたくらいでは死にません。寧ろ元気になっちゃいますよ。無事ジョージが正気に返ったあとは、なんとビックリ。「ジョージ、俺たち2人でアイツらを倒すぞ」えーーーーーー!ロック様!あんた、撃たれてるのに?!そのあとヘリで墜落したのよ?!!大丈夫なの?!!大丈夫でした。全くもって平気でした。なぜならロック様は最強だからです。そこからダネルMGLを振り回して、土埃の舞う街を走り回るロック様。死ぬまで成長し続けるというサメの遺伝子&棘だらけのハリネズミの遺伝子&飛び回ることのできるモモンガの遺伝子を持つ巨大オオカミVSでかい白ゴリラ(他動物の遺伝子の影響は皆無)、強靭な顎で何もかも噛み砕いてしまう超巨大ワニVSロック様(腹を撃たれて負傷しているおっさん)。どう考えてもジョージ&ロック様コンビは勝てないやん!!と思うのですが、勝ちますよ。なぜなら···いいですか?ロック様は最強やからです!いやー、面白かった!!!!ツッコミどころが多過ぎるけど強すぎるよ、ロック様ぁぁぁぁ!!!!大爆笑させてもらったお陰で観たあとスッキリ爽快。あ、そういえば最後にデカいままのジョージが住める場所を探さなあかんとロック様が仰っていましたが、ウルトラQのゴローが住んでいるであろうイーリヤン島なんていかがでしょうか?ジョージVSゴローVSキングコングで、ゴジラ大戦。まぁ最後に勝つのは人類史上最強の男✩ロック様なんですけどね。