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ジュノーと孔雀のmichiのレビュー・感想・評価

ジュノーと孔雀(1929年製作の映画)
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blackmailでヒッチコック的な映画が撮られているから、当時これはきっとこういうものとして撮る必要があったのかな。それまでのサイレント作品とも、もちろんその後のサスペンスとも毛色が違い、ひたすら舞台調で話が進んでいく。ほぼアパートの一室で、戯曲をそのまま撮ったかのような印象。

だめ亭主の一家に遺産が入ることになって一瞬生活が上向くも、そのあと悲劇が続く話。一家は誰も幸せにならない、ただただ悲しい結末。
これは多分、当時のアイルランド内戦の情勢が分からないと状況がよく分からないんだろうな…。

あちこちで頭が見切れてるショットが多いのが謎。私が観た配信のせい?
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