ねこ無双

スペースキャットのねこ無双のレビュー・感想・評価

スペースキャット(1978年製作の映画)
4.0
れっきとしたウォルト・ディズニー映画。
でも、ディズニー配信にはないんですって。
猫映画の珍品と聞いて、前から観てみたかった。
午後ローの時間にぴったりな映画、って言えばどんな雰囲気の映画か察してもらえそう…。
ほのぼのコミカルファミリー映画風だけど、音楽はちゃんとラロ・シフリン。
(代表作は『ダーティハリー』『スティング2』『燃えよドラゴン』)

てんとう虫型の宇宙船が地球に不時着。
マザーシップから自力修理をして戻るように通達され、やむを得ず降り立った宇宙人は、何と猫⁉︎
どっから見ても猫な宇宙人と、地球人との未知との遭遇。
これE.Tの名場面のもじりだよね?ってのもあったりして。

この猫がピカピカの首飾りしてて、歩く姿は…かわいいしかない😍
アビシニアンっぽいけど…違うかな?
どっから見ても猫なので、誰にも宇宙人だって気づかれない。
そんなこんなで、宇宙人ジェイク(猫)は出会った地球人の博士の家に身を寄せる事に!

この宇宙人の故郷でのとってときのことわざが「撫でてくれたら、撫でてあげよう」
多分ギブアンドテイクの事ですね。
マザーシップ合流のタイムリミットは36時間後。
そんな中、猫、いや宇宙人の正体に気づき始めた軍やNASA、その利権を狙う敵も混戦して、スリリング展開へ。
なんと空中航空ファイトもあります!
果たして、ジェイク(猫)は無事帰還することが出来るのか⁉︎

なんの説明も無いと、突然猫の声が聞こえるようになったメンタルのちょっとヤバい人に博士が見えてしまう…。
でも、なんだかちょっとうらやましいぞ。

仮病を演じたり、イラッとした時は目を細めてみたりと、この猫がものごっつい名演技。賢いし、尻尾もいつもゆらゆらしてご機嫌。
しかも抱っこしても怒らないし…。
猫のかわいい表情、しぐさもちゃんと捉えてくれて、猫アイドル映画としてもおすすめです。

ひとつだけ難を言うと…
どんなに可愛くても人間の言葉を喋り始めると、すっと冷めちゃうんですよね。
でも、これは高度技術を結集した首輪を用いたテレパシーで喋るんで……
………OKです‼︎