ねこ無双

スリープレスのねこ無双のレビュー・感想・評価

スリープレス(2001年製作の映画)
4.5
₍⸍⸌̣ʷ̣̫⸍̣⸌₎お久しぶりのレビューで連投大変申し訳ないです。
久々すぎてなんか緊張する。。
読んでくださるだけで幸いです✨




🐾🐾🐾


雨の中、走り続ける電車
鮮血と絶叫の女性
青と赤、闇のバランスがとても美しい映像
蘇るゴブリンサウンド。

アルジェントの本格ジャッロ回帰
風呂責めや手すり落ち、ああこれだよね〜っていうのがいっぱい

17年前起きた惨殺事件。
被害者の息子である少年に事件を解決することを誓った刑事。
犯人は死に、事件は解決したと見られていた。
そして17年の時を経て、当時の担当刑事は退職後隠居生活を送っており、少年は青年へと成長していたのだが、再び同じ犯人と思われるような惨殺事件が…

模倣犯か?
実は犯人は生きていたのか?
それとも真犯人が?

被害者の息子ジャコモ。今もまだ悪夢が蘇る。
元刑事と共に事件を追い始める

アルジェント映画は美少女を主演にして虐めぬく映画のイメージ持ってたけど、マックス・フォン・シドーの主演もとってもいい。
逆にキアラ・カゼッリはとっても美しい姿を見せてくれつつも今回は添え物的な役回り。
机でパズルを解くみたいに謎に取り組むシドー。
カーディガンに老眼鏡、地図に付箋して推理してるシーンがとてもいい。ミステリー小説の趣も

犯人の手口はかなり残虐。
遺体から爪をはさみで切って持ち去る。
かなり深爪!
ひどいとこは指も一緒に切り落としてる!
ナイフで口にぐっさぐさ。
歯が抜け落ちるまで壁に顔面強打。

華やかな会場に敷かれたカーペットの上を行き交う靴、靴、靴。
そしてその延長線上に見えるものは。。
ここのシーンもお気に入り。

そしてそしてエンドロール背後に流れる血の滴る惨劇締めにも満足の一作でした。
ジャッロだからね、いろいろあれ?なとこはあるんだけどそれも含めて好き

初回特典仕様かな?
VHSパッケージ風のジャケがついてて、その絵もめちゃめちゃいい。

アルジェントの新作来るはずなのに、いつ日本来るんでしょうか?