ねこ無双

トーテム 呪いの首飾りのねこ無双のレビュー・感想・評価

トーテム 呪いの首飾り(2017年製作の映画)
3.8
鬼作『デッドガール』(2008年)を撮ったサーミエント監督の次作
(『デッド・ガール』2015年の方じゃないです。そちらも好み)

母の死後、高校生の長女と幼い次女、そしてパパの3人で仲睦まじく暮らしていた家族。
長女は学業、部活、家事、妹の世話をこなす忙しい毎日。
そんなある日、パパが兼ねてから交際していた女性と再婚することに。
とてもフレンドリーで子供たちにも気を配ってくれる新しいママ、そしてスーパー高校生の荷を下ろしていいと言ってくれるパパの言葉。
しかし新しい家族関係を受け入れられずに苛立つ長女。
そんなもやもやした関係が続くある日、家の中で異変が起こり始める。

タイトルに付けられたトーテムという言葉は、死者が生前思いを残したアイテムとこの世をつなぐもの。
幼い妹ちゃんのイマジナリーフレンドや、母の死を繋ぐトーテムが鍵となるのか?

このポルターガイスト現象はあるあるな表現ではあるけど丁寧に描かれてます。
悪霊と戦う家族もの?
なんて思ってたらそこはやっぱりサーミエント監督。
えええーっな展開へ。
これはぜひネタバレ無しに。
って煽りすぎもダメか。期待せずに観たらえええーってとこです。

この監督、初期作はわんこ映画、
次作は監禁したゾンビに鬼畜する青春外道ホラー『デッドガール』、
そして『ABCオブデス』、『VHSファイナルインパクト』へのオムニバス参加してからの
今作のひねくれオカルトホラー。
そしてなぜか次作のジャンルは、実在する野球選手の伝記もの!
なにそれ。そしてその作品なぜかIMDbの評価が高くて、かなり幅のある監督さんのようです。