夜の天使の作品情報・感想・評価

「夜の天使」に投稿された感想・評価

wkm

wkmの感想・評価

4.0
真昼の野原で身体を重ねるとき男は意地でも女の顔を見ない、次のカットでまず交わされる言葉は、女「決して目を閉じない人」男「君を聖女のように抱いた」であり、次ぐ言葉は書くまでもないだろう。男が木に登る女の姿を見ることは逆光により叶わない。だから男はビリヤードと称し盗難車同士をぶつけるがその瞬間に男が見ているのは空で、車は「自動」なのだ。どこにいるかも知らない君に夢中になることは不治の病だとミレーユ・ペリエに代筆させる。女にホースで水ぶっかけて洗った気になるなんてカスだと知りながらかけている男の方にカメラは向く。見なくても撃てるし運転もできる、そのことに気がついた気になった男を捉える悪意に満ちたクローズアップに繋がれるのはやはり空だ。馬に乗った憎いヤツを轢き殺すつもりで車を走らせるところはもう笑った。しかし最後の精神病患者のシークエンスは流石に頂けない、人を自動として都合良く消費し尽くす男を死なせてなんてやらないとしても、偽善なんてごめんなのはわかるけど、そちら側にいるつもりもさらさらないと言いたい。瞼を閉じることについて徹底的に自覚的な試みの全ては記号でしかないことを承知しながら、その無駄とも言える力学で映画を撮り続けるリモザンという人。全然好きじゃないけど紙一重な部分で気になる。秘密は自分で作るもの。
みら

みらの感想・評価

5.0
車を盗んで盗難車同士をぶつけたり、銀行強盗して盗んだ金を川に捨てたり、同僚からの「不条理な方程式」発言があるように犯罪を続ける主人公は、『TOKYO EYES』の武田真治のよう。リモザンの映画はよく主人公が動く。面白かった
tk33220

tk33220の感想・評価

4.5
主人公が理由もなく車を盗んだりする犯罪映画。行動のみが続いていく。

車が走ったあとの砂ぼこりが西部劇っぽいと思ってると、本当に馬が出てきたりして面白い。