滝和也

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディングの滝和也のレビュー・感想・評価

3.6
いつの世も変わらぬ夢…
いつか王子様が…(^^)

でもいつかは30日以内?!

今度はラブコメだ(^^)

「プリティ・プリンセス2」

何と王女姿が似合うことか…。現代に蘇るオードリー、アン・ハサウェイ主演の第二弾です。今回はジュノヴィア王国編。

王女となったミアはアメリカで大学を卒業し、戴冠式に望まんとしていた。だがもう一人の王位継承者ニコラス(クリス・パイン)が現れ、その支援者である子爵の主張により、古き法が蒸し返される。女王が王位を継承する為には伴侶が必要であると…。戴冠するには30日以内に伴侶を決め結婚しなければならなくなったミアとクラリス女王たちの運命や如何に…。

前回は恋愛要素控え目にし、ある日王女様にをメインテーマに持って来ていましたが、今回は、ある日白馬の王子様が…がメインです。どちらも女性の夢と言ってよいのでしょうか(^^) 正にディズニーらしいラブコメ、ファンタジーに仕上がっています。

その要素として見合いか、恋愛かと言うテーマを持って来ているのが、一つ。もう一つは優秀で非の打ち所がない方か、少し不良のようだがフィーリングの合う方かと言う、正に少女漫画的な、いや全世界で普遍的な王道パターン。この両方からモテるわけです。これもまぁ夢ですね。ただ普遍的にどちらが、より本当に彼女を思っているかがすべてなんですけどね(^^)

職人監督ゲイリー・マーシャルは正にお得意の恋愛喜劇で卒なく仕上げています。ただ今回…素敵な演出が入っています。

「私は昔、飛んだの」

ジュリー・アンドリュース演じるクラリス女王の台詞。彼女が演じたメリー・ポピンズへのオマージュであり、その後、待望の彼女が歌うシーンが(^^) しかも子どもたちと。穿った見方ですがサウンドオブミュージック的な(^^)往年のファンを喜ばせるシーンでした。

また続編と言う事で上手く活かされた演出があります。所謂ミアの癖なんですが(笑)わかりやすく伝わるシーンです。見たらあぁナルホドと思いますよ。

また今回はジュノヴィアが舞台だけに、王宮やその街並みはディズニーの世界ですし、更にファンタジー色は強まっています。

そのファンタジーの中、アン・ハサウェイは正に輝かんばかりの美しさ。また相変わらずクルクル表情が変わる楽しさを提供してくれます。特にあの変顔は最高でした(^^) 

ミア王女は恋愛を通してまた少しだけ成長していきます。それを助ける?方にクリス・パインが登場。デビュー作ですか。彼のヤンチャなイメージが似合いますね。

また今回は明確な敵役がいます。意地悪子爵演ずるはジョン・リス・デイビス。見た瞬間にあ、007ファンならわかる方。リビングデイライツのソ連高官役ですね。

ティーン向けのファンタジーですが、ラブコメとしても王道を行く作りですし、素敵な夢を魅せてくれます。アン・ハサウェイの姫様としての輝きを見たい方は是非見てほしいですね。

追伸
アン・ハサウェイは段々姫様から卒業しています。次次作ではオードリーが出来なかったことにチャレンジして行きますから。彼女は彼女としての道を行くんですね(^^)
滝和也

滝和也