数こそ少ないものの隠れた名作が多いお葬式映画。ということでNetflixで配信が始まった本作も早速鑑賞。
父の葬式の為に集まる子息とそのパートナー達。その中の1人が鎮痛剤の副作用で葬式中に奇声を発してしまう。参列者の中に見知らぬ小人症の人が、、、。この辺りで本作が2007年の映画「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」のリメイクである事に気が付いた。
葬式を題材にしたコメディ映画で大事なのは、不謹慎な出来事が似合わない厳粛なムードがしっかり描かれている事だと思うのだが、このリメイク版は黒人一家という事もあるのか、親が死んだ直後のわりに子供達はフランクで明るい雰囲気。笑いやすいくだけた雰囲気が魅力とも言えなくないが、お葬式コメディのセオリーを踏まえて考えるとオリジナルの方に軍配が上がる。
なお、小人症の参列者を演じるのはピーター・ディンクレイジ。オリジナル版と同じ俳優を起用するというのはとても珍しいパターンだと思う。