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陽は昇るのkazu1961のレビュー・感想・評価

陽は昇る(1939年製作の映画)
3.8
▪️Film Diary
🖋本年鑑賞数 :2021-419 再鑑賞
🖋#死ぬまでに観たい映画1001本 439/1001

🖋 猜疑心から自ら殺人を犯してしまい、疎外された人間の絶望感と陰鬱さに満ちた本作の醸し出す閉所恐怖症的な空気感は、明らかにアメリカのフィルムノワールの雰囲気を先取りした物でした。フランスリアリズムの傑作と呼ばれている作品です。フラッシュバッグやオーバラップを取り入れた構成はとても印象的で、ジャン・ギャバンの喜怒哀楽の見事の演技がそれと見事にシンクロしています。

🖋『天井桟敷の人々』などで知られるフランスの“詩的リアリズム”のコンビ、カルネ=プレヴェールによる哀愁漂う悲劇。嫉妬心から殺人を犯した男が、警察に包囲された情況の中で、過去を回想しながら、やがて自らに命を絶つまでを描あています。1947年にはアメリカで『朝はまだ来ない』(主演ヘンリー・フォンダ)としてリメイクされました。

😨物語は。。。
殺人者の名前はフランソワ(ジャン・ギャバン)。どこにでもいる平凡な工員だった彼を罪人にしたのは被害者のヴォードヴィル芸人、ヴァランタン(ジュール・ベリ)でした。道徳観念と無縁なヴァランタンによって、言葉巧みに誘い込まれたフランソワは、殺人を犯す羽目に陥いります。事件の鍵を握るのはある2人の女。官能的なクララ(アルレッティ)はヴァランタンを捨てフランソワに心変わりします。フランソワは純真な理想の女性であるフランソワーズ(ジャクリーヌ・ローラン)を愛していますが、別の男と付き合っているとフランソワは誤解して。。。

▪️Database
🎥邦題 :『陽は昇る』
原題(英題):『Le jour selève』
🎥製作国 :フランス
🎥初公開 :1939
日本公開 :劇場未公開
🎥上映時間 :89分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):マルセル・カルネ
脚本 :ジャック・プレヴェール、ジャック・ヴィオ
原作 : ※※※
音楽 :モーリス・ジョベール
出演(声優):ジャン・ギャバン、ジャクリーヌ・ローラン、アルレッティ

▪️Overview (Wikipediaより)
マルセルカルネ監督、ジャックプレヴェール作、ジャックヴィオの物語に基づいた、1939年のフランス映画です。これは、詩的リアリズムとして知られるフランス映画運動の主要な例の1つと見なされています。
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