2人の男、1人は粉塵まみれで鉄工鋳物工場で働くフランソワ(J.ギャバン)、1人はパブで犬のショー調教をする色事師ヴァランタン(J.ベリー)、恋路の絡れからフランソワがヴァランタンを撃ち殺しアパートに…
>>続きを読む6階建てのアパルトマンの自室で男を殺してしまった男が野次馬や警察に囲まれながら殺人に至るまでを思い起こす。
天井桟敷の人々のマルセル・カルネ作品。
原因はよくある痴情のもつれ。だけど中盤、初老の男…
映画は、主人公が殺人を犯し、6階建てのアパートに立てこもる極限状況のなかで、自らの過去を回想するという重層的な構成を持つ。恋愛や人間関係の断片が、静かに、しかし痛切に浮かび上がり、彼が犯罪に至るまで…
>>続きを読む好きは自意識の裏返し──執着心の強い恋敵を殺しちゃった男の回想でことのいきさつを追う。ドアの銃痕や落し物のスプーンで時系列がわかりやすいように補足する親切な演出。男の住むアパートを群衆が見上げるシー…
>>続きを読むリトヴァクのリメイク版(「朝はまだ来ない」)と見比べると、タイトル含めて皮肉な対照になっていた。クズ男を殺した動機は同じだが、住人から野次られるフランソワが、リメイク版では街のみんなに慕われている設…
>>続きを読む内容云々と言うよりこの1930年代特有のミザンセンを観たという感じだった。わざとじゃない35mmフィルムも、プツプツ音が入ってる感じも好きだった。
ストーリーとしては登場人物がみんなすぐ感情が動かさ…