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裏切りのサーカスの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

冷戦の 1970年代、イギリス諜報部の上層で、ソ連の二重スパイを特定する話。製作時から 40年前の話で、映画全体に「古き良き時代のエスピオナージュ」を懐かしむノスタルジーが充溢しているが、人間不信や疑心暗鬼を美化するような描き方、どうなの?また、映画スタイル的には 90年代的(映像のアイヴォリー的「格調高さ」や「意外な犯人」)。なんで 2010年代にこれ作った?推理ものとしても、犯人候補 4人中、端役 2人が単独犯であることは映画的にないだろうから事実上 2人に絞られ醍醐味を欠くし、解答「あいつら全員グル」も「ああそーお」「90年代風どんでん返しの 1ヴァリエーションやね」的な。パシリを奇襲しメンタルリンチ尋問という微妙なクライマックスは、まぁまぁ楽しめた。大衆向け映画にしては「察し」を求めるのが特徴的(同性愛要素とか、勤務日誌を違反に持ち出すシーンで、協力者を明示的に紹介せずに一見、不審者の不審行動ぽく描いたり、とか)。オールドマンは年相応、ベネカンは憂イケメンのバディ好演
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