サム

ピーウィーの大冒険のサムのネタバレレビュー・内容・結末

ピーウィーの大冒険(1985年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

1985年作、ティムバートンの長編映画デビュー作、同時にダニー・エルフマン御大の映画音楽家デビュー作にもなるみたい。

主人公は頭のネジが飛んでいて…話の展開も飛んでいて、全体的についてはいけない映画。「ハハッ↑」を口癖に奇想天外な冒険に乗り出す主人公はさながらリアルミ○キーという感じで、この人さわがせドタバタ感は苦手です。ただ話のまとまりをぶっ飛ばして、それこそアニメーションの様に色んな面白シーンを撮り繋ぐことだけを意識したような感じは好き。

よくよく見ると他にもバートンらしい展開が結構あって、例えば明らかに一般市民からは浮いてしまうだろう主人公にしっかり怪訝な目を向ける人がいたり(その辺りはエドウッドでもそう)、何だかんだでそんな主人公を理解してくれる人・寄り添ってくれる女の人がいたり、不思議なロマン観が出てきたり、最後は出演陣が勢ぞろいしたり…とその後の映画にもでてくる展開が詰め込まれてる気がする。そういうのが昔から好きだったんだろうなぁ、と感じる。

演出・効果はTHE 80Sで話もとりとめないないけれど、いろいろ感慨深くもなる。オススメとかじゃないも、今は時代が二〜五周したこともあって不思議な一作にも感じました
サム

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