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ベン・ハーのtjZeroのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.6
幼なじみの親友ふたり…歴史のいたずらから、ひとりはローマの高官、ひとりはユダヤの奴隷に。引き裂かれた家族と己の誇りをとり戻すために、どん底からはい上がるベン・ハー。
『猿の惑星』でもそうだったけど、チャールトン・へストンという俳優は”受難”の役が似合う。心も身体も頑健そうなので、過酷な運命にも耐えうる頼もしさがある。
古代(巨大)都市、砂漠、海洋、コロシアム…見映えのする舞台で、ウィリアム・ワイラー監督の雄大なタッチが、力強く物語を語っていく。その流れに身を任せてしまえば、4時間近い上映時間もまったく苦にならない…むしろ快楽となってひた走るッ!
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