ケンタロー

大統領暗殺のケンタローのレビュー・感想・評価

大統領暗殺(2006年製作の映画)
2.5
虚構の中にこそ現実がある。

まるで、ホンモノのドキュメントかと見紛う程に造り込まれたモキュメンタリー。

それは正に、アメリカという巨大で且つ、今、非常に危ういとも言える国家の姿そのものなのではないかとも感じる。

ブッシュ大統領暗殺という、if の世界の話ではあるが、描かれる未来や出来事は、あまりにもリアル過ぎる。

民族・宗教的差別
PTSD
国家主導のでっちあげ

観終えて思うのは、このフェイクよりも、現実世界の方が闇は深いってことだ。