たけちゃん

シャーロック・ホームズの冒険のたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.3
また…会いましょう……


ビリー・ワイルダー監督 1970年製作
主演ロバート・スティーブンス


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
前回のレビューでも書きましたが、5月22日はシャーロック・ホームズの生みの親、サー・アーサー・コナン・ドイルの誕生日でした。昨日は疲れてダウン。1日遅れちゃった(。_。`)チーン

僕はシャーロック・ホームズ大好きで、ちょうど大学時代にホームズ生誕百年(それが1987年かな?)を迎えたんで、記念に全巻読破したんですよね(笑)
また、同じ頃、ジェレミー・ブレット演じるTVドラマ、いわゆるグラナダ版の「シャーロック・ホームズ」がNHKで放送され、かなりのお気に入りだったので、僕はシャーロック・ホームズと言えばジェレミー・ブレットという刷り込みがあるんだよねぇ( ¯−¯ )フッ
U-NEXTに全話あったので、観ちゃおうかなぁ…。


【サー・アーサー・コナン・ドイル】
1859年5月22日にスコットランドのエディンバラで生まれ、1930年7月7日に71歳で亡くなりました。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの生みの親として知られますが、「失われた世界」などのSF小説や歴史小説も書きました。というか、本人としては歴史小説で成功したくて、あまりシャーロック・ホームズシリーズを書きたくなかったようです。世の中の不思議よね。

シャーロック・ホームズの長編第1作となる「緋色の研究」を発表したのは1887年、28歳の時なんですが、実はコナン・ドイルはお医者さんで、患者のこない暇な時に書いていた小説がヒットして作家になるんですよね~。すごいなぁ。


シャーロック・ホームズはとにかくたくさん映像化されていますし、たくさんの俳優が演じています。当然、観てない作品も多数。
僕は上にも書いた通り、シャーロック・ホームズと言えばジェレミー・ブレットという者ですが、時代で言うとベネディクト・カンバーバッチでしょうね。
なかなか「シャーロック」には手をつけられないでいるんですが、いつか観て、ドラマークスにレビューをあげたいものです(^o^)ノ

あと、オリジナルとは全くの別物と考えるべきですが、ロバート・ダウニーJr主演の「シャーロック・ホームズ」も大好き。続編も楽しみですね。


今回は、数あるシャーロック・ホームズ作品の中から、見たことのない映画をチョイス。ビリー・ワイルダー監督作品があったとは。はてさて、どうでしょうね。








さて、映画です。
う~ん、映画としてはあまり面白くないかな。
実は今作、僕も初見でした!
僕のイメージするホームズとは違うというか、これじゃない感が強かったんですが、観終わって考えると色々と面白い作品でしたよ。

主演のロバート・スティーブンスは、どことなくアラン・リックマンみたいな方でしたね。アランと言われても違和感ないかも。顔立ちや仕草が似てる。
でも、ホームズではないなぁ。
まぁ、パロディと思えばいいけどね。


監督はなんとビリー・ワイルダー。
オリジナルの脚本なんです。
10年も温めて仕上げたとか。
その割には面白くない。
もともと4時間くらいの作品だったのに、無理矢理2時間に縮められてしまったので、ピントがボケたよう。勿体ない。

お話はホームズの助手ワトソンが「ホームズの事件簿」として発表しなかったエピソードが50年の時を経て開示されたという体です。なので、原題は「Private Life ~」となっており、シャーロック・ホームズの知られざるエピソードであり、オリジナルではないことを伝えています。

それにしても、ビリー・ワイルダーの狙い通りでなかったとはいえ、鈍重で面白みのない話だったなぁ。
ネス湖のネッシーとかは、時代を考えるとタイムリーだったのかもしれんけど……。
ただ、最後に今作のヒロインと言うべき女性イルゼ・ホフマンシュタールの秘密が明かされ、その後が伝えられたくだりは良かった。それがなければ、もっとスコア低かったわ⸜( ¯⌓¯ )⸝


あらら、消化不良……。
もっと楽しいシャーロック・ホームズが観たい。
なので、180度方向転換。
この後、「名探偵ホームズ」を観ます( ̄^ ̄ゞ