ヘネンロッター監督が撮ったハーシェル・ゴードン・ルイス監督のドキュメンタリー。
ルイス監督本人、ジョン・ウォーターズ監督もコメント出演。
とにかくルイス監督がゴア映画を撮りながらも、元気で明るいおじいちゃんだったというのを知れて楽しかったです。
ルイス監督がゴア映画の前にヌーディ・キューティ映画を何本か撮っていて、そんなジャンルがあるってのに驚き。大勢が全裸で踊ったり、生活してるのを撮ってるだけなんです。ルイス監督は映画のために自らヌーディストキャンプに参加してたらしい。
その後、いよいよ映画史初となるゴア映画「血の祝祭日」を監督します。吐瀉物用のビニール袋付きで公開されたこの映画は興行的に成功を収めました。
その後、ゴア映画の他にも、主流に近づこうと迷走したり…、バイカー映画が流行ったらバイカー映画撮ったり、不条理な暴力映画の走りのような映画を撮ったりといろいろ試みてます。いろいろな映画の撮影メイキング、舞台も紹介してくれて盛り沢山。
関係者のみなさんが、彼を映画史に残る偉大な監督と認めながらも、これは最高傑作じゃない、雑に撮ってるとか、結構さんざん言いたい放題してるの正直過ぎて面白い。
そして、ここ興奮したとこなんですけど、KFCとフランチャイズ契約して、映画にリアルなサンダースおじさんが出演してる映像が！実物初めて見たんだけど、マネキンとそっくりだ！
ルイス監督の映画久々にこれで観たけど、すっごいゴアに徹してると再確認しました。断片的にショッキングシーンばっかり見たからなのか、最近のホラー映画よりもよっぽどゴア度感じるんだけど…。凄すぎてちょっとしばらくお腹いっぱいです。
