たけちゃん

人生の特等席のたけちゃんのレビュー・感想・評価

人生の特等席(2012年製作の映画)
3.9
どうかその陽射しを奪わないで……


ロバート・ローレンツ監督 2012年製作
主演クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月20日は「親父の日」……
って、また、寝落ちしちゃった😱
もう、昨日ですが「親父の日」は'0820'を「オヤジ」と読ませる語呂合わせから制定されました(笑)


で、合わせて8月20日はエイミー・アダムスのお誕生日。昨日で46歳になったようです。
昨年は「魔法にかけられて」をレビューして、簡単なバイオグラフィも書いたので、今回は割愛。レビュー読み直したら、去年も遅れて翌日レビューだった(笑)。忙しい時期なんです( ¯−¯ )フッ

今年は、クリント・イーストウッド作品巡りの旅も実施中ですし、なんと言っても「親父の日」とのことで、イーストウッドが頑固オヤジに扮する共演作の「人生の特等席」を取り上げます( •̀ω•́ )و✧







さて、映画です。
実は初鑑賞!
クリント・イーストウッドは「グラン・トリノ」以来の映画出演で、今回は役者のみです。
でも、それには理由が!


監督のロバート・ロレンツ
これが長編のデビュー作
だけど、ただの新人じゃありませんよ!
元々、監督になりたくて、1990年代から助監督として現場で修行していたが、クリント・イーストウッドに気に入られ製作を担うことに。2002年の「ブラッド・ワーク」以降、全てのイーストウッド映画で製作を務めるんです。
人や物の動かし方は完璧だよね。
でも、監督がやりたかったんだなぁ。
だから、デビュー作とはいえ、新人じゃないんですよ。
今作も素晴らしい役者がたくさん出ていますが、それこそが長年の製作で培ったもの。エイミー・アダムスの起用もそのひとつ。

クリント・イーストウッドは、今作の脚本を見て、ロバート・ロレンツのデビューに最適だと考え、自分は役者に徹しようと思ったそうです。
主演作を任せるほどに信頼しているんだね。
だから、クリント肝いりのデビュー。
僕も卒の無い演出だと思いました。



原題は「Trouble with The Curve」
「人生の特等席」も良い邦題で、観ていると、なるほどと思うんですが、この「カーブに難あり」のタイトルもいいなぁ。
それこそ、映画を観ていないと分からないけど、重要なキーワードなんです。
何を見て、そう判断するのか!
そこに哲学があるよね( ˘ ˘ )ウンウン



今日の主人公、エイミー・アダムスはクリント・イーストウッド演じるメジャーリーグのベテランスカウトマン、ガスの一人娘ミッキー。
おっ、これはディズニープリンセスだからか?←チガイマス
敏腕弁護士として活躍し、あと一歩で弁護士事務所のパートナーになれそう。パートナー弁護士とは、共同経営者のこと。雇われのアソシエイト弁護士とは立場が違います。
でも、彼女の人生の本当の願いとは?
彼女の人生の特等席とは?
人の幸せが何に由来するかが語られます。

それにしても、ビリヤードしてる場面は素敵だったなぁ。彼女の胸が気になって(笑)
あと、湖に飛び込むところね(ˆωˆ )フフフ…


ジャスティン・ティンバーレイクが出てたなんて!
肩を壊した元野球選手で、今はスカウトをしているジョニー・フラナガン役。
思った以上に自然な演技で良かったね。
ミッキーと恋に落ちるのも当然( ˘ ˘ )ウンウン


会社の役員ピート・クライン役はジョン・グッドマン
ジョン・グッドマンって、本当にいいひとに見えるよね。
ガスの大親友役。
ガスと娘のミッキーのかすがいでもある。


メジャーリーグの会社代表役はロバート・パトリックかぁ。最初は分からなかった。みんな年取りましたね( ¯−¯ )フッ


ガスがスカウトし、スランプに陥っている野球選手ビリー・クラーク役がスコット・イーストウッドとは!ここにチラッと息子を出して慣れさせたのかな?
今ではスコットも人気俳優です( ˘ ˘ )ウンウン



あと、ストーリーには関係ないところで、サミーデイビスJrの話題やアイス・キューブとデニーロを比べるとかの話が好き(ˆωˆ )フフフ…





最後に、音ネタ💩ウンチクンです!
この映画のキー曲は
「You Are My Sunshine」

元々は、ジミー・デイビスとチャールズ・ミッシェルによって書かれたもので、本人たちも録音しています。それが1940年発表の映画「Take Me Back To Oklahoma」で使用されてました。その後もたくさんの歌手にカバーされ、世界中で愛される曲になりましたね。

映画ではクリント・イーストウッドが亡き妻を思って歌ったり、エイミー・アダムスが歌ったりもしていましたし、曲ではカーリー・サイモンのものやエンドロールでレイ・チャールズのバージョンも使われていました。

このレイ・チャールズのカバーは、1962年にナンバーワンヒットとなっていますよ!



「親父の日」に観るにはぴったりな映画でしたね。エイミー・アダムスもお誕生日おめでとう🎉🎉🎉