韓国のエリック・ロメールまたは今泉力哉こと、ホン・サンス監督作品
冬のソウルで出会いと別れを繰り返す映画監督の姿を描く
いつも通り淡々とエモい会話が中心となる作品
じわじわと笑いがこみ上げてくるやりとりや、独特のじりじりとしたクローズアップも印象的
惹かれ合うミステリアスな美女と酒飲みのだめ男の唐突なキス
時系列はバラバラで、決して劇的ではない揺れ動く感情
繰り返される同じような場面
こういったわけのわからない魅力が溢れている
当初はカラーを予定していたとのことですが、モノクロで映える街の雪や吐息はとても美しく、変更して大正解だと思う
よくもここまで同じような物語の映画を何度も撮り続けられるなと感心してしまった
韓国映画界では異質とも言える作風のホン・サンス監督が、世界的に評価されているのがなんとなくわかってきた気がする
［Rotten Tomatoes 🍅90% 🍿68%］
［IMDb 7.0 / Metascore 80 / Letterboxd 3.7］
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