ヤマト

王になった男のヤマトのレビュー・感想・評価

王になった男(2012年製作の映画)
3.9
アジア映画連続観賞、25作品目はこちらの作品。
《王になった男》

【イ・ビョンホン】の一人二役の圧倒的な演技が光る作品でした。

かつては民を大切にする王だったが、現在は暴君として恐れられている、朝鮮王朝15代王の光海君としての演技。

その光海君が反対勢力から度々命が狙われることに疲れ果て、影武者を立てることを思いつき、顔が似ていることから、道化師のハソンが影武者となる。
光海君とは正反対で明るく思いやりのある性格のハソンとしての演技。

別人が演じていると思えるような正反対の演技が面白かった。
特にハソンの人柄や宮殿の暮らしっぷりに笑える要素もありつつ、クライマックスでは、次第に自らの意志を主張して民のための政治を行うべく真のリーダーへと目覚めていく姿は圧巻でした。

気づいたら2時間超えの作品もあっという間に感じるくらいストーリーの展開テンポがよく、思っていたよりも全然面白い作品でした。
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