じょにー

ウルヴァリン: SAMURAIのじょにーのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)
4.6
これがブレット・トレインですか・・・。
とか言おうと思ってたけど、いやこれ良作でしょ!!なんで評判悪いのかわからない。

大部分は日本でロケしてるのがまず素晴らしいし、背景やモブの描写から韓国や中国とも違う日本観の理解度の高さが伝わる。
なにより、今まで積み重ねた設定や文脈を組み込んだ誠実な構成だったのがアツいし意義のある作品だったと思えた。シリーズで一番のアクションとチャンバラの多さも見応えあり!

ここはアジア人使ってセットで撮ってるなーって分かるシーンもあるけど、エンドゲームほどの適当翻訳看板みたいなのはないし。それにヒュー・ジャックマンが日本の田舎に来てたと思うと感動。あのシーン合成っぽくなかったよね。

どちらかというとみんなが気になるのはヤクザが公然と銃持ってたり、東京タワーの近く→秋葉原→上野を一瞬で移動したり、そういう物語としての違和感なのかな?
たしかにツッコミたくなった箇所もいくつかはあるけど、脚色なしに語れてる映画なんてあるかわからないし、今作に関しては自分は「この方がおもしろいだろ」が勝ったかな。海外から見た日本の印象がわかるのもおもしろいし。

まさかのユキオの登場もあり、刀を持つローガンあり、そしてシルバーサムライの存在だけは知ってた(そんな奴おる?)ので色々とテンション上がった!
ローガンと同じ監督って気付いて震えてたけど、俄然楽しみになってきたぞ。
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