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undoのtetsuのレビュー・感想・評価

undo(1994年製作の映画)
3.8
岩井俊二監督最新作公開に合わせ、鑑賞。

何事も縛っておかないと落ち着かない病に陥ってしまった妻。これは、ある夫婦の愛の物語。

亀を縛り、自分の腕を縛り、そして、トヨエツを縛る。笑
そんなサイコ妻が主人公の超絶束縛プレイ映画でした...。

劇中の二人がリンゴしか食べないというこだわり(←齧る音が、また良い。)には、「アダムとイブ」の物語を感じましたし、男女の縛り縛られる関係性を「縄で縛る」という視覚的表現で表していたのが、とても斬新でした。

薄いベージュのざらついた壁、部屋に配置された植木鉢、木製の家具などの美術面や、山口智子さんの美しさが素晴らしく、芸術作品としても評価できる作品でした。
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