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偽りなき者のmakoのレビュー・感想・評価

偽りなき者(2012年製作の映画)
3.9
《2018#90》

フォロワーさんがレビューされてて観てみたいなと思っていたら深夜放送されていたので録画しててやっと今日鑑賞。

幼稚園に勤めているルーカス。ある日クララ(女児)の機嫌を損ねた為、クララは園長にルーカスから性器を見せられたと嘘をつく。
それが大きな問題となり仕事はクビになり、親友からも疑われ、食料を買いに店に行くと酷い扱いを受けたりする。

もう観ていてムカついた。
こうなることは分かっていたけど観たい気持ちは抑えられず観たらムカついて仕方がなかった。

確かに女児が男性からそんなことをされたと言われたら信じてしまうのは仕方がない。でも本人からちゃんと事情を聞かずに事を大きくするのってどうなんだろう。そして、さもルーカスがやったかのように保護者会で話すって。
そしてルーカスもルーカスでやってないならならやってないとちゃんと言えばいいのに。曖昧な事を言うから観ていてもどかしかった。

子供って天使とか嘘を言わないとか思われているけど、そんなことはない。
平気で嘘をつくよ。
確かに天真爛漫だけど残酷な面も持っている。

加瀬亮主演の『それでもボクはやってない』を観た時のように胸が痛んだ。
一度、色眼鏡で見られたらそれを払拭するのは難しい。

ムカつきポイントが多々あり、良作だけどもう二度と観たくないです。
ラストもこうなるだろうなと思ってたらほとんど当たった。でも最悪じゃなかったから良かった。
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