ディズニーには悪名高い「名作の2」が多い。そのため制作:ディズニートゥーンスタジオの次作シリーズは大体嫌いだがこれは好き。
作画が1に比べてクオリティまぁまぁ落ちてはあるんですが、
加害者家族への過去の罪とその赦しという2でやるには荷が重い題材で挑んだ脚本とアラン・メンケンからバトンタッチされた荷の重すぎる中でも頑張ってる音楽など見どころ多彩。
子供の頃見たきりだったが、
改めて観るとお馴染みのやつです〜と言わんばかりの精霊の演出、
加害者と被害者が入り組んだ憎しみの連鎖という主題、最後の戦いから和平までの流れがもろポカホンタス(1995)。
こちらは1998年の後進の作品としてかなり意識してるのか、製作陣が被ってた可能性あるね。
ライオンキング1は"Circle of Life" のインパクトや"Can You Feel the Love Tonight"のロマンチックな名曲が怒涛に連なりいずれも傑作を生み出している。
2も曲数少ないけど、"Not One of Us" は印象深い名曲だと思った。
シンバが自分の中に感じるムファサの面影に劣等感を抱いたように、コブは水面に映る自分にスカーを重ね、亡霊から責められているような心地になる。
こういう重ねた演出は上手だし、ラスト悪役の退場はお決まりのやり方だけど面白かった。
ディズニープラス入らなかったら観返さなかったな。懐かしかった。
