みー

L.A.ギャングストーリーのみーのレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
3.0
ジャケから勝手に「L.Aコンフィデンシャル」的なサスペンスを想像していましたが、思いっきりアクション映画でした。
実在のカリスマギャングと、その殲滅に命をかけた警察の極秘部隊がモデルとなっています。

サクサク進むストーリーは観やすかったけれど、その分軽い印象。
40年代のLA、黄色い灯でとてもオシャレなんですが、なんだかパンチに欠ける…。
警察汚職とギャング。
もうちょっと、社会派な雰囲気を期待してしまった。

とにかく、

「LAのヤーさん殲滅だい!」

「知るかコンニャロ(゚∀゚)」

ってドンパチやってる感じでした。
クリスマスデコされたホテルでの撃ち合いは、カッコよかったですね。

頭に血がのぼった主人公の警官と、同じく頭に血がのぼったコーエン親分。似た者同士…のようなジレンマに、観る側も少しイライラするんだけど、そこの人間臭さもきちんと触れてるような、そうでもないような。
とにかくよくある撃ち合いばっかで、なんだか消化不良(笑)。

特典映像のミッキー・コーエンのドキュメンタリー(45分)が、面白すぎたせいかも…。
主人公の警官も本部長も、シカゴのギャングも、実名で作品に登場してるのが分かりました。

実際のミッキー・コーエンは、表の顔は紳士で、周囲の人間に愛される、カリスマギャング。
裏の顔は、やはり残忍だったそうな。

映画では裏の顔だけの、怖い人物像でしたねー。それもまた、やっつけろ!って感じで良かったけれど…。カリスマ的な魅力はなかったかな。
実在の人物をモデルにしてると知ってしまったので、ショーン・ペンの、これでもかというくらい紳士な、ギャップの演技も観てみたかった。

まぁ愛される雰囲気を出しちゃうと、正義を掲げた警察の掃討作戦が台無しなのかな。ギャングを美化することにもなるし。

「LAコンフィデンシャル」は、コーエン逮捕後…って位置付けなんですね。
コンフィデンシャル、すっっごく面白かった記憶があります。昔過ぎて覚えてないから、また観なきゃ…。

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さて、エマちゃんとゴズりんさんがいっぺんに出てるので、ララランド予習のつもりでチョイスしてみたのです。恋人関係、よくお似合いでした。
エマちゃん、40年代のファッションがとても素敵で、顔小さくて可愛いですね。
そしてゴズりんさんの声、靴磨き役の少年(12歳くらい)と同じトーンでした。高いのね〜!
ララランドの歌声が気になります!
ヤサ男な感じも、良かったです〜^_^

このお二人が目当てであれば、レトロでおしゃれなLAを背景に、楽しめると思います(^.^)
みー

みー