滝和也

ワイルド・スピード EURO MISSIONの滝和也のレビュー・感想・評価

3.9
最後の欠片…。
それは愛のマスター
ピース。なくては
ならないもの…。

爆走ワイスピレビュー!最大の敵の手には、最愛の彼女が…。記憶とともに燃え上がる愛は取り戻せるのか?今、心のイグニッションに点火せよ!
ドム!そしてファミリーたちよ!

と熱血コピーでスタートしてみました今回のレビュー。まさに超大作ですね。アクション、ロケーションスケールは更に巨大化。チームはシークレットエージェント化しました。前回のキーパーソン、ホブスから驚愕の情報がもたらされます。

レティが生きている…。

レティ…。彼女の死がファミリーにとって唯一の棘。彼女が国際テロ組織に何故…。ドムは報酬として全員の無罪放免を約束させファミリーを招集。一路ロンドンへ。そこに待つは、特殊部隊、オーウェン・ショウ率いる国際軍事テロ組織。

今回はホブス、ロック様が味方、ファミリーとして活動!ドムとのフライングクローズラインの連携技も披露!プロレスファン感涙のシーンが…。

今回は敵が初めて魅力的かつ強大に描かれていますね。このシリーズ、基本的に味方の友情やファミリーの絆を中心に添えて来ましたから、敵の描き方は雑なんですが、今回は違う。明らかに軍事組織であり、007のスペクターばりに手強く描かれ、故にそこに属するレティの奪還がミッションとして成立します。そう困難だからこそ、ドムの愛の深さが感じられるわけです。オーウェン・ショウを演じるはルーク・エヴァンス。存在感のある渋い悪役を演じてくれています。

私としてはミシェル姐さんがやはり好み。記憶を失った難しい役どころをレティらしく上手く演じ、やっぱりドムの膝の上に絡みつくのはレティしかいないと確信させてくれますね。もう2人のレースシーンは最高でした。ワイスピらしいシーン毎回残ってるのが良いですね。

ただ戦車が…!日本の西部警察か!石原軍団もとい大門軍団か!と思うオールドファン。ドミニク軍団の決死の攻防戦が展開します!人種も主義も権力すら超越した彼らファミリーの活躍を堪能できる作品。

惜しむらくはラストの攻防戦がやや暗く見にくいのが気になるかな。大画面で見てない俺がわるいんだけど…。後ブライアン、ほっこり要員かな…。ドムがよりメインなんで仕方なしか…。見せ場は幾つもあるんだけどね。

さあ…いよいよ次作、当代きっての筋肉ハゲの祭り、宴が待ってます…。
滝さんの爆走も終わりに近づいてまいりました。数々のフォロワーさんを振り落とし、突っ走るレビューも後一つ、付いてきてくれるあなたはファミリーだ!



でも…これ3に繋がっちゃうんだね。だからああいう展開なんだ、仕方ないけど…。ワンダーウーマンもあるしさ…分かるんだけどちと減点…。
滝和也

滝和也