『アリータ』の余韻の続き。
天上世界と地上世界という設定から本作を思い出したので鑑賞。本当に『銃夢』におけるザレムとクズ鉄町のようだった笑
良くも悪くもティーン向け。相反する育ちの両者が惹かれ合う、という昔からラブストーリーにおける常套句。
しかし、それで終わらないのが本作のオリジナリティ。
まず単純な “反転世界” に留まらず、重力によって様々な制約が課せられていることで、恋愛のハードルと作品の面白さを引き上げている。実際理論は何だかよくわからんが、逆世界から持ち込んだ物質は一定時間の後に燃えてしまうことや、ピンク・ミツバチと老化防止クリームなど、ギミックが個性的。
そしてそれ以上に映像が非常に美しい！さすが、作家性の強いフランスとカナダの合作だけある。
ヒロインがキルスティン・ダンストだが、彼女もかなり綺麗に撮られている。いつも思うけど、金髪姿を見ると『スパイダーマン』では赤髪と女性を死霊に変えちゃうサム・ライミがいけなかったのかなと。とはいえ本作もテーマがテーマなので、スパイダーマン・キスはもちろん披露笑
ティモシー・スポールは絶対何かやらかす！と思っていたらいろんな意味でやらかしやがったぜ！笑
