若者達の話。
ギャングら抜け出せない、ギャングに憧れてる、父に愛されたい、彼に裏切られ、そんな若者達が、ある日、一つの事件の加害者と被害者となる。それを現在と、事件前と交互に観せて行く。……って映画。
切ないですね。狂ってるのはたった一人。そんな中での若者の葛藤は、後戻り出来ずただ切ない。でも映画としてはそんなに面白くはなかったかなぁ？展開は時系列をいじってスタイリッシュにしようと頑張ってますが、普通に時系列通りの方が面白かったと思う。
まぁ多くは語るまい（笑）

緊迫の９６分間！？？🤔胸クソといえば胸クソ

運命に翻弄される四人の運の悪い若者たちの物語かと思ったけど、実際は1人のクズに振り回される運の悪い3人の若者たちという感じ。

育った環境がヒドいとはいえ、ケヴィンの初志貫徹なクズっぷりはスゴい。事件の原因はもちろん、実際の被害（銃の発砲）も全部コイツだし、本人は事件そのものを軽視してるし、動機すら、勘違いした思春期の子供の考えによるもの。
ここまでくると親のせいにはできないレベル。

黒人というだけで警官に職質されて、荷物ぶちまけられたうえに謝りもせず放置するとか、ところどころにある根強く残った差別も、誰もが「ムッ」と思うシーン。
黒人少年も、「自分で選んだ選択肢」で悲しい結末になったとはいえ、栄光からどん底へ突き落される人生になってしまって本当に可哀そう。
これで実話を基にしているというのだから恐ろしいけど、だからこそ考えさせられる映画だった。

このような悲劇を避けるためには、夜道を女性だけでは歩かないことですね。できれば邦題の似ている「96時間」の親父のような男と一緒に出歩くべきなのでしょう。
ジョージアの友人が心配。