噛む力がまるでない

ブロンソンの噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

ブロンソン(2008年製作の映画)
-
暴力にも優しさにも屈しない実在の犯罪者を描いた映画。
いつ殴りかかってくるかわからない不気味さと怖さがありながらも、なぜかチャーミングに感じてしまいました。プロポーズしても振られる場面とかフフってなった。

観客に語りかける演出があるように、映画そのものがトム・ハーディのひとり芝居。やっぱりこの人はすごいです(フルチンバトルもすごい)。喜怒哀楽と狂、すべてを映す深みのある綺麗な目がたまりせん。
看護師との一人二役おもしろかったなあ。あれは立派な落語。