ホイットモア大統領

エンド・オブ・ホワイトハウスのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.3
「Shift + 3 !!!」

当時はエメリッヒ信者、かつ劇場で観たこともあって『ホワイトハウス・ダウン』派だったけど、見れば見るほど愛おしくなり…気付いたらバニングさんのファン。
やっぱり回数を重ねるって大事笑

そんな記念すべき1作目。

過去の出来事、離れ離れの妻との「愛してる…」はほどほどに、アメリカに喧嘩を売る者は誰であろうと容赦しない、大統領にさえタメ口を使う有言実行率100%のバニングさんに燃(萌)える。

さらに毎度毎度、「よっ、待ってました!」と言わんばかりのタイミングで登場するバニングさんだが、階段からの狙撃シーンはカッコよさが青天井過ぎて泣く。

そのバニングさんの情報の引き出し方、煽り方は、最早どっちが悪役かわからないほどだが、序盤に人が紙切れの如く吹き飛ぶ空襲シーンを見せられているので、「ま、しゃあないか。」となる。
並みの映画なら最後まで引っ張る息子捜索の伏線も早々に回収するなど、『イコライザー』然り、妥協を許さないフークア監督の演出が小気味良い!

アーロン・エッカート演じるケツアゴ大統領も、終始縛られてるので動きはないとはいえ「退かぬ媚びぬ省みぬ!!!」のサウザー精神で、全国1億2500万人の大統領好きの俺の心を鷲掴みにしてくる。

本作は女性の活躍めざましく、アンジェラ・バセット演じるシークレットサービス長官は、美しく、部下思いで冗談が通じ、PCにも詳しい理想の上司。
メリッサ・レオ演じる国防長官も、ケツアゴ大統領のサウザー精神を受け継ぎ、徹底抗戦する力強さを見せる!

そもそも、謎に包まれた世界一守りの固い “家” × 世界一攻撃力の高い “元シークレットサービスのデスクワーカー” という設定だけで面白さが約束されてるよ。