kazu1961

愛のコリーダのkazu1961のレビュー・感想・評価

愛のコリーダ(1976年製作の映画)
3.4
「愛のコリーダ」
「L'empire Des Sens」
1976/10/16 公開 日本・フランス作品 2018-115 再鑑賞

昨日に続いて大島渚監督作品を鑑賞。
日本映画史上における、名作?傑作?問題作!ですね。この映画は世界中で猥褻物か芸術かの大論争を巻き起こしたことでも有名です。
主演はホント、文字通り全てを脱ぎすてて演じきった二人、藤竜也と松田瑛子。
性行描写が大半を占める作品ですが、そこに描かれているのは猛牛(コリーダ)のような情念を持った女の情愛の物語なんですね。大島渚監督は男女の情念の具現化したものが性行として捉えています。全てを行為として表現しています。
そして猟奇的だけど究極の愛の姿が当時大きな話題になったんですね。
まぁ、後味は決して良くないですけど。。
あと、クィンシー・ジョーンズの「Ai No Corrida」は大ヒットしましたね。

昭和11年に起きた「阿部定事件」を題材に、大島監督が男女の愛の極致を描く。性交場面が日本では十分に表現できず、フィルムをフランスに直送し編集するという新システムで完成させた。日本公開版は当然修整が加えられたが、芸術か猥褻か表現の自由をめぐって裁判事件にまで発展した問題作。海外では1976年のカンヌ映画祭で上映され、芸術作品として高い評価を受けた。藤竜也、松田暎子主演。なお、2000年には初公開時にカットされたフッテージをほぼ完全に復元した「愛のコリーダ2000」が12月に公開された。
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