野

海がきこえるの野のレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
4.0
バグってしまい、同窓会のシーンまでしか見れなかった。
まず、ジブリにこんな作品があるのを知らず、今まで見てこなかった。
映像は、なかなかに淡くエモい。色合いが鮮烈かつ淡く、ファッションも独特。これが90年代か、そんな感覚で見ていた。ヒロインがなかなかどぎつい性格で、主人公はそれに振り回される。主人公の親友はそのヒロインに惹かれ、告白したが、酷い振られ方をした。ああ、そういえばこんな女の子いたな、と感じながらヒロインを見ていた。強がっている、ちょっと気になるヒロイン。僕ならいつも強がってるヒロインが弱みを見せてきた時点で落ちてしまうと思う。東京旅行は主人公がなかなかに可哀想で、面白かった。主人公はいい奴だ。これが青春になっていくんだろう。
光の描写が秀逸だ。木漏れ日や美術室に差し込む自然光、それによって作品の雰囲気に深みが生まれる。大人になってから見たら、懐かしくて、甘酸っぱい感情になるんだろうな。今の僕にはまだ早いかもしれない。 
どうも最後の方にお互い想い合っていたことが判明するそうですね、甘酸っぱいですね。
野