何処かにありそうな、
あったような、
でも何処にもなかったような…
僕にもあったような…なかったような…。
上手く周囲に馴染めないでいた少年が気の置けない仲間達と出会い、音楽や本を共有して、ドライブにホームパーティー、思いつく限りの馬鹿騒ぎと恋に興じる。
ひと昔前のアメリカの高校は何処もなんな感じだったんですかね?
日本だときっと大学生活がこんな感じなのかなぁ、日本とアメリカの高校生活なんて比べるべくもないんですけれども…。
それがたとえどんな時期のどんな場所であれ、もしもあんな風に好きなものを共有しあえる仲間達と出会えたとしたらそれは人生における大変な宝物なんでしょうね。
多感な時期の不安や迷い、誰にも打ち明けられない秘密を共有する…。
青春とは一時の熱狂的気の迷いなのかもなぁなんて思ったりします。
the smith、david bowie、XTC、new order、beatles
劇中では描かれていなくともきっとロッキーホラーショー以外にも多くの映画や絵画、小説を共有してるんでしょうねぇ。
なんと素晴らしき青春の偶像…その様を想像するだけでたまらんです。
誰もが経験している事な気もするし、誰もついぞ経験する事のなかったようなキラキラした青春偶像劇に120分間胸が熱くなりっぱなしでした。