カテリーナ

静かなる叫びのカテリーナのレビュー・感想・評価

静かなる叫び(2009年製作の映画)
3.5
死に急ぐ若者の狂気

エンディングを迎え非常に混乱している
言葉が脳内で飛び交うのに文字に変換できない
何をどう言えばいいのか捻り出そうとしても それよりも精神的疲弊が甚だしい
衝撃度の大きい作品なので 見るタイミングをはからないと大変なことになりそう
ヴィルヌーブ監督の問題作はやはり重量級

若者が自ら命を絶つ決意をするのに
何故 道連れという恐ろしい発想に至るのだ
恨みや妬みを外に向ける エネルギーの凄まじさをこの作品は 容赦無く映像化する
犠牲になった女子学生の 寄り添うように折り重なる姿は 犯人の凶暴性と狂気を際立たせる
余りにも衝撃的だ
以前に見たガス・ヴァン・サントの『エレファント』と同じレベルで トラウマ映画になった
カテリーナ

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