"夜眠る前、朝目を開く瞬間、気付けば雨を祈っている"
靴職人を目指す高校生と、ある理由で人生に立ち止まってしまった女性の、雨の日の午前だけの静かな密会。
雨が降ったら君はここに留まってくれるんだろうか。
雨なんか降らなくてもずっとここにいるよ。
万葉集の詩を映画にしたらこんな世界観になるんだろうか。雨の風景も、出てくる人物の心模様も、きれいで繊細な描写でした。
藤井風さんというアーティストがカバーしているこの映画の主題歌がものすごく素敵で、そこからたどり着いたはじめての新海誠作品。
「君の名は」すらまだ見ていないけど、なんとな～くだけど新海誠さん作品の雰囲気が知れました。
40分の中で、甘酸っぱくて青い感情が渦巻く。何かを抑え込んで過ごしてきた2人の感情の爆発、そこにカットインする主題歌「Rain」がとっても切ない。
雨の日ってたまにあるといいですよね。
休日に起きて雨が降っていたら「今日は寝てていいんだよ」って優しく言われてるみたいで心地いいのは私だけでしょうか。笑
2人が出会った雨の庭のモデルの新宿御苑、写真を見たらそのまんま！
雨の日に行ってみたいな。
