マーティン・マクドナー監督の長編デビュー作で、
【アクション・コメディ】。
OPから雰囲気のある美しい撮影で、ベルギー ブルージュの【観光映画】にもなっている。
テンポはゆったりヒットマンのストーリーながら、マーティン監督は一味違う人情味溢れる筋立てに特化して料理。次作のセブンサイコパスより纏まりが良い。そしてテーマはセブン・サイコパス、スリビルにも通ずる【一貫性】を感じ取れた。
其々のキャラが立っていて配置に無駄の無い、ユーモアとシリアスが【絶妙なバランス】を保った脚本が秀逸。
人間の心理も上手くついている。
ただ、全体的に湿っぽいが…。
ヒットマン作品にはありがちな展開から中盤の見所進展は新鮮。
ラスト、予定調和では無く、マーティン監督は、罪◯◯の余地も認めず容赦ない。贖罪の元的なテーマを伏線に、上手く繋げている。