とても評価が高いんだね。私にはそれほど特別すごいとか良いというところがわからなかったけど、まあ普通に面白いなとは思った映画でした。
LGBTを描いた映画もだいぶ観たなと思う昨今。私の中でもかなり普通なことになりつつあるなと思います。もうそれについてあまり思うところがなくなっている。それも普通に感じた一因かもしれない。そうだとしたらこの映画の二人が生きた時代が今の私のような人間を作ってくれたということかもしれません。今はもう若干次のステージに行ってるかなと思える。まあ、現実はまだそこまでではないかもしれないけど。
もうひとつ言えるとしたら、私はどうもこの二人に人間として感情移入できないタイプの人なのかもしれない。二人の複雑な感情もある程度理解はできたんじゃないかと思ってるし、心の中で起こっている激しくも悲しい想いというものもわからなかったわけじゃない(と思いたい)けれど、正直、ロランスもフレッドもあんまり好きになれなかった。
映像の世界観も悪くはなかったけど、私にはそれほどの魅力が感じられませんでした。ここでの評価が高くて、自分の感想がちょっと不安になった(笑)でも退屈でも低評価をつけるほどでもなく、十分楽しめる映画だったのは間違いないです。長いけどね、汗。