たけちゃん

42〜世界を変えた男〜のたけちゃんのレビュー・感想・評価

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
4.0
やり返さないガッツを持て!


ブライアン・ヘルゲランド監督 2013年製作
主演チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月9日は「野球の日」です。「8(や)9(きゅう)」ですからね。
なんでもミズノスポーツが、この時期に行われる高校野球と数字の語呂合わせから制定したそうですよ。

なので、その意味では高校野球に因む映画が適当なのですが、残念ながら相応しいものがありません。実は「英霊たちの応援歌/最後の早慶戦」という岡本喜八監督の作品があり、個人的にはかなり観たい作品なのですが、やはり高校野球ではありませんし、手元にないので今回はパス。

そこで、高校野球から離れて、大好きな「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンが主演で、以前から気になっていた今作「42~世界を変えた男~ 」を選びました!




これは素晴らしい作品でした\(^o^)/


映画は1945年8月、終戦後すぐから始まるので、タイミング的にもばっちり?
独裁者から世界を救ったのに、国に帰ると差別世界
そんなアメリカの闇が色濃く分かる
それはメジャーリーグの世界も同様でした!
400名のメジャーリーガー、その全てが白人選手。
その中にたった一人、黒人選手が加わったんです。
その名はジャッキー・ロビンソン
メジャーリーグ初のアフリカ系アメリカ人
背番号42、黒人初のメジャーリーガー



主演はチャドウィック・ボーズマン
チャドウィックはブラックパンサーになる前からヒーローを演じていたんですね( ˘ ˘ )ウンウン
「ブラックパンサー」では国王としての威厳ある立ち居振る舞いを見せていましたが、今作は26歳のルーキーとして、若々しい姿を披露しています。非常に良かった!


そして、ドジャースの社長ブランチ・リッキー役は、なんとハリソン・フォード。ハリソンの出演した映画で1番歳をとった役でしたよ。
でも、これがなかなかの人物で、彼がいなければ、ジャッキーのメジャーリーグ入りもなかった。経営上の冷静なリサーチがあったことはもちろんだが、大学野球の監督をしていた時に、黒人学生の差別を目のあたりにした経験が大きかったらしい。映画でもちらっと語られてました。


ジャッキー・ロビンソンはドジャース入りした1947年に新人王を取り、ドジャースはリーグ優勝。その後10年間に6度のリーグ優勝と黄金時代を築きます。
ジャッキーのメジャーデビューから50年後の1997年に、ジャッキーの背番号42が、全ての球団で永久欠番になりました( ˘ ˘ )ウンウン

伝記映画ですので、時系列に淡々と描かれますが、そもそもジャッキー・ロビンソンの活躍がドラマチックなので、映画も非常に感動的です。

最後は実話らしく、選手のその後が語られて終わりますよ!これはほんと、おすすめです( •̀ω•́ )و✧