このレビューはネタバレを含みます
戦火の難を逃れ、ポーランドから新天地求め、エリス島に着いた姉妹。咳をしたため入国を拒否された妹。
イタリアから、これも生き抜くために興行という手で、あるいは奥の手でアメリカの大地に根ざしたいとこ同志。この姉を巡っての諍い。売春という手を使ったため、告白をするエヴァ。時代がそうさせたのか、移民たちと言う原題が物語っている。敬虔なクリスチャンでおばを頼ってアメリカに来たが、その夫の厳格さ故受け入れてもらえず、お金もなく、やむを得ずの行為なのか。
お金をくすねたところを見つかり攻め立てられるシーン。売春婦の仲間から密告され、警察から追跡され、瀕死の重傷を負い本音を暴露するシーン。バナナの存在も知らないところなどが印象に残った。
ホワキンーフェニックスにぴったりの役柄であった。