たけちゃん

ハンガー・ゲーム2のたけちゃんのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)
4.0
上手く騙せ、愛する者のために……


フランシス・ローレンス監督 2013年製作
主演ジェニファー・ローレンス


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、7月17日はドナルド・サザーランドの84歳の誕生日です。

みなさん、ドナルド・サザーランドって、どのように出会いました?
僕は申し訳ないことに、意識したのは、息子を通じてなんですよね。
そう、彼の息子はジャック・バウアー……を演じるキーファー・サザーランドですからね。「24」好きの僕としては、キーファーのお父さんかぁ……ってな感じでした。
でもね、もっと昔からドナルド・サザーランドは見てきたんですよ。気づかなかっただけで……


【ドナルド・サザーランド】
ドナルド・サザーランドは1935年7月17日にカナダで生まれました。今日で84歳になります。
生涯で3度結婚し、キーファーは2人目の妻との間の子供です。

ドナルドのキャリアでよく知られてるのは、初期なら、やはり「M★A★S★H」でしょうか。いつか、レビューしたいなぁの1作です( ˘ ˘ )ウンウン
主演は少ないですが、他にも色々出ていますね。

そんな中で僕が個人的に気に入っているのが「ハンガー・ゲーム」で演じたスノー大統領なんです。
憎ったらしくて、悪い役でしたよね~。
ほんと、上手かった!

なので、今回はそれをレビューしましょう\(^o^)/




さて、映画です。
1作目は「映画で振り返る平成時代」のレビューで取り上げましたので、今回は2作目の「ハンガー・ゲーム2」を!

1作目は、どちらかと言うとカットニスのサバイバルバトルというかバトルロイヤル的な展開に話題が集中してましたよね。
ジェニファー・ローレンス演じるカットニスが素晴らしくて、大好きでした。彼女の必死で、かつ、健気な演技によってヒットしたのは間違いないこと。
でも、このシリーズとしてのストーリーのメインは、カットニス対スノー、すなわち、キャピトルに支配された人々の解放なんですよね。その構図が2作目で見えてきました!


独裁国家パネムは、首都キャピトルの周りに12の地区を配し、反乱を防ぐために、年に1回、各地区から選ばれた男女1名ずつで、生き残りをかけた"ハンガー・ゲーム"が行われていた。
今作は、そのハンガー・ゲームが開催されて75年目となる節目の年。25年毎に開かれる記念大会と称して、過去のハンガー・ゲームの勝者によるサバイバルバトルが開かれることに。
そのため、カットニスとピーターも再びハンガー・ゲームに参加することに……。



カットニス個人としては、ハンガー・ゲームの勝者として生きて故郷に戻ってはきたけれども、酷いPTSDに苛まれている。
ウディ・ハレルソン演じるヘイミッチも同様で、酒に溺れるのもそれが理由。それほどに過酷であることを示しているのね。
このあたりの人間描写によって、フィクションである作品にリアリティをもたらせていましたよ( ˘ ˘ )ウンウン


そして、今日の主役であるドナルド・サザーランド演じるスノー大統領。独裁国家の大統領なので、大切なのは自分の保身だけで、国民の幸福なんて何も考えていない。それが本当に思えてきて、見事でした。あまりにも憎々しい(ˆωˆ )フフフ…


今作のゲームメイカーとして、新たに加わったのがフィリップ・シーモア・ホフマン演じるプルターク。彼がまた本当に良かった。
最初は前作のゲームメイカー、セネカのイメージがあるから、嫌な奴って思ってましたね。うますぎる!


そして、シナ……😭😭😭


前作のようなハンガーゲームバトルを期待すると裏切られますよ。映画はそこから大きく舵を切ります。まさに「燃え広がる炎」の如く、描かれる地平が変わっていく。
僕はこの展開、とっても好きでした。
ちょっと視点を変えてご覧くださいね!



書き忘れた!
最後にプチ音ネタ💩ウンチクン!

エンドクレジットで流れるのは、大好きなコールドプレイの「Atlas」。
じわじわと盛り上がるのは、初期のコールドプレイっぽいよね~。エンディングの衝撃とピッタリマッチ( •̀ω•́ )و✧



ドナルド父さん、誕生日おめでとう🎉🎉🎉