カテリーナ

her/世界でひとつの彼女のカテリーナのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.4
以外な展開が待ってる

スパイク・ジョーンズという人は常に新しい事に挑戦する監督なんですね
OSに恋する話しです。
しかもOSも人間の女性のように人間の男性を愛するのです。
不可能を可能にできるのが映画なんだなと改めて思いました。
まるで現実のように近未来の設定がより
本当っぽく見えます。
そして、ハスキーななんとも色っぽい声の
スカーレット・ジョハンソンとホアキン・フェニックスの演技力も物を言います。
『ザ・マスター』の変態役が頭から離れず
この作品を観るのに時間がかかりました。
それだけ振り幅の広い俳優という事で
あんまり好きじゃないけど、無視できない
男女の恋愛は、形が特殊でも辿る道は一緒
だよねー、やっぱり予想通りだなんて
力抜いて見てると置いてかれます。
違う方向に向かっていくお話
どうにも止まらない進化して行く人工知能
弛みきった脳の人間なんて置いてかれる
というオチ。予想外でした。
高層ビルの夜景やOSの作った音楽がとても美しく哀しかった。
見終わった後に孤独が残った映画でした。
カテリーナ

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