小説を元にした、アクションテレビ映画です。

発掘現場から偶然発見された遺体。それは分析の結果、2000年以上経過している事が判明する。だが奇妙な事に、その遺体には現代水準の治療の痕跡があった。しかも遺体のそばには紙片があり、それは何とSONYのビデオカメラの取り扱い説明書であった！ステファン達は、何処かに埋蔵されているビデオカメラにキリストの素顔が映っていると考え、ビデオカメラの所在を調査しだすが…という内容ですね。

別の作品に収録されていた予告編を観て、興味を持ち視聴しました。んー、発想は悪く無いんだけどなぁ。謎解きが雑なのと、主人公があまり活躍しないのが、なんとも…。

途中、腹を刺されたのに元気に冒険を続ける主人公。そしてやたら、パンツ一丁になるシーン多いんですよねぇ。逃げる時も、拷問される時も、パンツ一丁。誰得なんだろうか…。そういうシーンにするなら、いっそ美女を主人公にして欲しかった！

一番笑えたのは、主人公の左腕にタトゥーが入っているのですが…なんと、『重宝な人』と書かれているんですよ！それ、外人が意味も知らずにノリで漢字入れちゃうヤツ！シリアスなシーンなのに、全部台無し（笑）！

主人公に協力する友人達が、次々と殺されていくんですよ。ラスト付近になると、生きてる人はヒロインぐらいになるという…。死神だよね、主人公。そう聞くと、敵は冷血な組織だと思うでしょ？でも、主人公には甘々。砂漠に埋められそうになった時も、普通はその場で殺して死体を運ぶのに、現地まで生きたまま運ぶ親切設計。勿論、逃げられます。拷問されて泣き叫ぶ主人公（それもどうかと思いますが）だけど、五体満足で逃げれるという…。

調査の結果、SONY製の取扱説明書に書かれていた品番は、3年後に発売される物と判明！遺体は未来から来たタイムトラベラーだったのだ！…って、何で3年後に発売される機種の品番なんて情報、出回ってるんだよ！ちょっと強引過ぎ！

テレビ映画だから仕方ないのかもですが、いかにもCM入りまーす！みたいなぶつ切りシーン多いのは、ちょっと…。せめてフェイドアウトして上手く繋げてよ！

ラスト付近の事は、また行数開けて書きますねー！

















結局、タイムトラベルしたのは主人公でした！…って、だったら残されていた手書きの遺言の文字、自分の字じゃん！見た瞬間気付くだろ、それ！

ドイツ（この映画の製作国ね）で販売されているSONY製のビデオカメラって、性能良いんですね！2000年経っても、動く上に電池がもつなんて（100年毎に再生していたというセリフ有り）！うちのSONY製品なんて、SONYタイマーのせいで3年後ぐらいで壊れるんですけど…（笑）。

記録

ドイツ映画ってあまり見る機会はないけど、ハリウッドで有名俳優起用してリメイク撮ったらヒットするだろうなと鑑賞後に思ったくらい、とてもB級とは思えない設定勝ちの埋もれた作品。